KAPA HyperPlus Kit (for illumina)
KAPA HyperPlus Kit (for illumina)
バイアスの少ない酵素による断片化を取り入れたことで、「自動化が難しく、高価な装置によるDNAの物理的な断片化」の必要がないキット
お知らせ
-
2020年3月23日
- 仕様変更
- CatNo.:
- KK8512 / KK8513 / KK8514 / KK8515
-
2020年1月1日
- その他
- CatNo.:
- KK8512 / KK8513 / KK8514 / KK8515 / KK8602
特長
- 断片化装置フリー
- 約2.5時間での "DNA断片化とライブラリー調製"
- 1 ng~1 µgで自在のDNAサンプルインプット量
- 限界まで減らしたビーズ精製ステップ
- PCRフリーのワークフローが可能に
- 増幅バイアスの低減でシーケンスカバー率を向上
- 自動化に最適
断片化装置フリー。自動化に適したワークフロー
KAPA HyperPlus Kitは、バイアスの少ない酵素による断片化を取り入れたことで、「自動化が難しく、高価な装置によるDNAの物理的な断片化」の必要がありません。
- チューブ1本でのワークフローによりDNA断片化とライブラリーの作製が約2.5時間で可能
- FFPEのような困難なサンプルも含め、幅広いDNAタイプとインプット量に対応
- ヒトエキソームや微生物の全ゲノムシーケンスなど、多様なアプリケーションに適用可能
- 断片化酵素 KAPA Frag は単品販売もございます。
テクニカルデータシート2015<04> KAPA HyperPlus Kit の断片化性能評価試験
サイズ調節が可能で再現性の高い酵素による断片化
- 断片化時間の違いによりライブラリーインサートサイズを150~800 bpで調節可能
- インサートサイズは、さまざまなGC含量とDNAインプット量において再現可能
優れたライブラリー収量そして品質
インプットDNAをシーケンス可能なアダプターライゲーション済みのライブラリーに変換する割合(変換率%)は、ライブラリー作製の主要な測定基準ですが、結局はライブラリーの多様性と品質を決定づけるものです。
- プロトコルの最適化による優れた変換率
- 幅広いDNAインプット量で優れた性能
- 高いライブラリー収量によりPCRフリーのワークフローが可能(最低50 ngの初発量から)
上質なシーケンス結果を可能に
- 高い変換率により少ない増幅サイクルと低い複製率(Duplication Rate)を実現
- 優れたライブラリー多様性とより均一なシーケンスカバー率により、低頻度の突然変異を高い信頼性をもって検出
最少バイアスのシーケンスカバー率
- タグメンテーションや他の酵素による断片化方法に比べて、少ないシーケンスバイアス
- 物理的断片化と同等の性能
- 少ないバイアスがより均一なシーケンスカバー率の実現とシーケンス費用の削減
SeqCap EZ HyperCap
SeqCap EZターゲットエンリッチメント・システム(ハイブリダイゼーションキャプチャー技術に基づいたシステム)のライブラリー調製ステップにおいてKAPA HyperPlus (または HyperPrep Kit) を採用する事による、ワークフロー全体の劇的な時間短縮を実現した効率的なプロトコル。
本ワークフローは、アプリケーションに特化した効率的かつ合理的、そして自動化にも最適なアプローチです。
参考情報
金沢大学 医薬保健研究域医学系 革新ゲノム情報学分野 細道一善 様よりご提供いただいた
「ヒト末梢血からのターゲットキャプチャーシーケンスライブラリーの全自動調製」に関するアプリケーションデータは、ドキュメントタブ内「お客様事例」よりダウンロードいただけます。
下記から詳細プロトコールもご覧いただけます。
Library Preparation workflow using automation system of Biomek NXP
関連動画
Cancer Research Challenge / がん研究におけるターゲットエンリッチメント・シーケンスとそのライブラリー調製(AACR 2017にて)
動画再生はこちらから