シングルセルアレイ用マイクロパターンスライド ibiTreat (µ-Slide VI 0.4)

µ-Slides VI 0.4 With µ-Pattern ibiTreat For Single-cell assays

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シングルセルアレイに適したサイズの細胞接着用マイクロパターンが刻まれたマイクロスライド。細胞接着パターンにibidi社独自の細胞接着加工「ibiTreat」を使用

特長

  • マイクロスライド6(VI) 0.4に細胞接着⽤パターン(マイクロパターン)が刻まれた製品(パターンサイズ 30 µm/正方形/ピッチ75 µm)
  • 精密なシングルセル解析-顕微鏡による読み取りでトランスフェクション、プロテオミクス、代謝活性試験をサポート
  • 高倍率顕微鏡観察に適合可能なibidiポリマー(厚さ:180 μm +10/–5 μm)に描かれた接着パターンは、ibidi社独自の細胞接着加工「ibiTreat」を使用
  • ibiTreatしたパターンは、タンパク等を用いた表面コーティングも可能

マイクロパターニングテクノロジーの原理

ibidi µ-Patterningテクノロジーは、細胞非接着加工と細胞接着加工を組み合わせることで、培養面上の細胞接着可能な位置を制限することにより、細胞の接着位置(接着パターン)をコントロールする技術です。マイクロパターンテクノロジーに使用される細胞接着加工には二つのタイプがあり、「ibiTreat」を使用するマイクロパターンでは、Bioinert表面上にibiTreatされた部分を作ることで、細胞の接着パターンをコントロールしています。

 

Bioinert加工

「Bioinert」は、ibidiポリマーカバースリップに対しポリオールハイドロゲル薄膜層を共有結合させるibidi社独自の細胞非接着性加工技術です。Bioinert加工された表面は、⼀般的な超低付着(ULA:Ultra-Low Attachment)表⾯よりも優れた細胞⾮接着性を有します。

ibiTreat

「ibiTreat」は、ibidiポリマーカバースリップに対して行う細胞接着加工で、ibidi社の多くのスライド/ディッシュで採用されています。この加工は、本来、疎水性が高く細胞接着しにくいポリマー表面を親水性に変えることで、細胞接着を容易にしています。

ibiTreatしたマイクロパターンは以下の特長を有します。
① 物理加工のため乾燥などに対して安定で剥離等の心配がありません。
② 顕微鏡観察の妨げになりません。(位相差観察で視認可能。蛍光観察には映りこみません。)
③ ibiTreatしたibidiポリマーカバースリップを採用している他製品同様に、(タンパク)コーディングを実施することができます。

マイクロパターニングについて

  • 極めて安定で、数⽇から数週間の⻑期培養でも効果が持続します。
  • ibidiポリマーカバースリップ、バイオイナート表面の持つ光学性能を妨げず、高解像度顕微鏡観察に適合します。
  • 位相差顕微鏡ではわずかに映りますが、蛍光観察画像には映らず、顕微鏡観察の邪魔になりません。
  • 乾燥安定性があり、スライド表⾯は乾燥しています。

 The ibiTreat µ-patterns are slightly visible under the phase contrast microscope but not visible using fluorescence microscopy.

アプリケーション

細胞1つ1つは、遺伝学的およびプロテオミクスの点において⼤きく異なり、結果として、その⼤きさ、形態、細胞周期、代謝などに違いが⽣じることがあります。このような違いを調べることは、(がんの発⽣のメカニズムなどの)多くの⽣物学的プロセスをより深く理解するための鍵になります。 しかしながら、多数の細胞の中より、単一の細胞を識別して分析することには手間のかかる作業を伴います。シングルセルアレイ用マイクロパターンスライドは、一定間隔で単一細胞を配置することができるため、シングルセルを簡便に識別するための新たなツールとして活躍します。

  • 正確なシングルセル分析 - トランスフェクション、プロテオミクス、代謝活性などの評価に対応し、顕微鏡観察による高精度な読み出しが可能
  • シングルセルポジショニング – 個々の細胞を制御下で培養・配置でき、精密なイメージングや解析に適しています
  • シングルセル変異アッセイ – CAR-T細胞活性アッセイなどのアプリケーションに最適
  • ライブセルおよび蛍光イメージング – ライブセルおよび固定細胞の両方における高解像度の長期観察や蛍光顕微鏡観察に最適化
  • 免疫蛍光染色 – タンパク質の詳細な局在解析や細胞内シグナル伝達の研究を促進

 

A549細胞。
ラミニンでコーティングされたibiTreat µ-Pattern上に播種。播種2時間後撮影。(左)視野全体(右)拡大図
スライド:µ-Slide VI 0.4(ib83611)
顕微鏡:位相差顕微鏡、対物レンズ :×4
スケールバー:それぞれ500 µmおよび200 µm。

HuH7細胞。
シングルセルアレイ用ibiTreat µ-Pattern(正方形、ピッチ75 μm)が施されたチャネルの全体像。
ラミニンでコーティングされたマイクロパターン上に播種。複数の画像を結合して表示。播種30時間後撮影。
スライド:µ-Slide VI 0.4(ib83611)
顕微鏡:Nikon TI Eclipse、対物レンズ:×10 。
スケールバー:1 mm

 

仕様

ib83811
マイクロスライド スライドの形状

マイクロスライド6(VI) 0.4

外寸(W×L) 25.5×75.5 mm
チャンネルの寸法(W×L×H) 3.8×17×0.4 mm
チャンネルあたりの容量 30 µL
マイクロパターン 結合原理 ibiTreat(細胞接着処理したibidiポリマー)
パターンの形状 正方形
一辺の長さ/直径 30 µm
ピッチ 75 µm
パターンの配置 六角形
表面処理 Bioinert
パターンの数 チャンネルあたり約13,250
マイクロパターンの形状
  •  製品は開封して細胞を播種するだけで使用可能
  • スライドにはチューブが接続できるルアーコネクターが備わっているため、ibidiポンプ等に接続することも可能
  • 染色用試薬や細胞固定液の使用可能
  • 細胞生育を妨げない⽣体適合性素材を使用
  • 滅菌処理済み

関連製品

ご使用いただくオイルについて

【対物レンズ用の油浸オイル】

ibidi社で実際に適合が確認されているオイルをご使用ください。

(英語) https://ibidi.com/content/551-immersion-oils-compatible-with-ibidi-labware-products

ibidi社純正品:イマージョンオイル

 

*注意*
適合していないオイルをご使用の場合、プラスチックの接触部分がが白濁したり、脆くなったりする場合があります。

 

 

【培地蒸発防止用の重層用オイル】
ibidi ポリマーはミネラルオイルは適合しておりません。

培養培地にオイル重層される場合は、下記シリコーンオイルをご使用ください。

 

*注意*

適合していないオイルをご使用の場合、プラスチックの接触部分がが白濁したり、脆くなったりします。

(条件により、変化が見られるまでに数時間~数日の時間差が生じる場合がございます。)

 

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