マイクロ・インサート 3D in µ-Dish 35 mm, high

micro-Insert 3D in µ-Dish 35 mm, high

(0件)

ディッシュに3D培養ゲルを作成するためにデザインされたカルチャーインサート

特長

  • 設置したカルチャーインサートにゲルマトリックスを入れるだけで、3次元構造を有する3D培養ゲルを作成できます。
  • ゲルマトリクスはインサート内を二つの空間に隔てます(下図、Solution A/B)。このため、メンブレンの代わりに用いるなど、アイディア次第で多様な実験に応用可能です。

 

 

  • 凹凸のない乾いた表面であれば接着できるシリコン製。スライドやディッシュなど様々な容器で使用可能です。
  • コラーゲンやマトリゲルなど使用できるゲルの種類を問いません。
  • 作成したゲルは十分な厚みでありながら直径3 mm (体積20 µL)と小さく、コストパフォーマンスの高い実験が行えます。
  • 分画のためにポリカーボネート製メンブレンなどを使用しないため、光学的な障害が少なく、光学顕微鏡による観察が容易です。

構造

 

断面構造

アプリケーション

マイクロ‧インサート 3Dは、メンブレン不要で空間を二分画できる点や、ゲル上部/内部/外縁に培養空間を作り出すことができる点など、ユニークな特徴を有します。この特徴は独創的な3D培養実験系構築に活用でき、3D培養の可能性を広げます。

 

ゲル上の細胞
ゲル上の細胞
ゲル中の細胞
ゲル内部の細胞
マイクロ・インサートの外の細胞
マイクロ・インサートの外の細胞

 

  • (コラーゲンやマトリゲルなどのハイドロゲルを使用した)ソフトマター上での培養系構築
  • ゲル内部に細胞を播種する3D細胞培養
  • (ゲル上部または内部の)ライブセルイメージング
  • (ゲルで空間を二分画する)共培養系の構築
  • 細胞極性アッセイ
  • 細胞バリアモデルの構築
  • 免疫細胞やがん細胞などの細胞遊走アッセイ

 

多孔質メンブレンを使用するカルチャーインサートとの比較

マイクロ・インサート 3D
(本製品)
底面に多孔性メンブレンインサートを使用する細胞培養
底面 ハイドロゲル 多孔性メンブレン
培養面 成型された任意のハイドロゲル(厚さ 0.8 mm) 任意のタンパク質による薄層コーティング
透過性 開放的なことが多い。ゲルに依存する 限定的なことが多い。孔径、膜厚、細孔率に依存する
機械的特性 比較的やわらかい(ソフトマター)。ゲルに依存する 比較的硬い。メンブレンにより決定
化学的特性 生理的環境に類似 人工的
細胞回収 可能:ゲルを分解もしくは機械的手法により回収 可能:スクレーパーやトリプシン処理により回収
顕微鏡観察 容易:ハイドロゲルを使用する3D培養に準ずる 困難:底面側からの観察にはメンブレンの除去が必要

使用事例

蛍光染色した細胞の観察

細胞:コラーゲンタイプI(ラット尾部由来)上のHUVEC細胞
緑:F-actin cytoskeleton (Alexa Fluor 488 - phalloidin)
青:核(DAPI)
顕微鏡:広視野蛍光顕微鏡(Nikon)、対物レンズ:20×
細胞:コラーゲンタイプI(ラット尾部由来)上のRat1細胞
緑:F-actin cytoskeleton (Alexa Fluor 488 - phalloidin)
青:核(DAPI)
顕微鏡:広視野蛍光顕微鏡(Nikon)、対物レンズ:10×
細胞:コラーゲンタイプI(ラット尾部由来)内HT-1080細胞の3D画像
緑:F-actin cytoskeleton (Alexa Fluor 488 - phalloidin)
青:核(DAPI)
顕微鏡:広視野蛍光顕微鏡(Nikon)、対物レンズ:20×

 

ライブセルイメージング

細胞:コラーゲンタイプI(ラット尾部由来)上のNIH3T3細胞
顕微鏡:位相差顕微鏡(EVOS imaging system)、対物レンズ:4×

 

応用例

 

次の例は、本製品で構築できる可能性がある潜在的な使用方法です。
※ibidi社ではこれらのアプリケーションに関する特定のプロトコルを提供することはできません。

細胞バリアの模倣
ゲル上の細胞
細胞をゲルマトリックス上に単層培養することで細胞バリアを模倣
細胞移動実験
ゲル中の細胞
ゲルや細胞単層で隔てた2空間で白血球等の細胞を移動させる
腫瘍血管新生
マイクロ・インサートの外の細胞
ゲル上に播種した内皮細胞よりゲル中に包埋した腫瘍細胞に向かって発芽(スプラウティング)させる
気液界面での細胞培養
ゲル上の細胞
ゲル上に上皮細胞を播種し、上部を気層にする
共培養
ゲル中の細胞
ゲル上部、内部、ゲル外縁それぞれに細胞を播種
免疫監視モデル
マイクロ・インサートの外の細胞
免疫系培養細胞に、細胞バリアや3Dゲルマトリックスで隔てられた空間にある腫瘍細胞を認識させ、透過し、攻撃させる

 

仕様

インサート直径 12 mm
インサート高さ 6 mm
インナーウェル直径 3 mm
インナーウェル容量 25 μL
アウターウェル容量 250 μL
ゲルマトリックス容量* 20 μL
ゲルマトリックス高さ* 0.8 mm
ゲルマトリックス直径* 3 mm
ゲル上培養エリアの面積  0.07 cm2
材質 生体適合性シリコン
滅菌 滅菌済み
包装形態 個包装

*本製品にゲルマトリックスは含まれておりません

 

関連製品

マイクロ・インサート 4well

マイクロ・インサート 4well フルトラック

お問い合わせはこちら