マルチセルアレイ用マイクロパターンスライド ibiTreat (µ-Slide VI 0.4)

µ-Slides VI 0.4 With Multi-Cell µ-Pattern ibiTreat

(0件)

よくあるご質問2件

スフェロイドやオルガノイドをアレイするために最適な細胞接着用マイクロパターンが刻まれたスライド。細胞接着パターンにibidi社独自の細胞接着加工「ibiTreat」を使用

特長

  • マイクロスライド6(VI) 0.4に細胞接着⽤パターン(マイクロパターン)が刻まれた製品
  • スフェロイドやオルガノイドの作成/アレイに理想的なサイズで接着パターンをデザイン
  • マイクロパターンサイズ:[ib83612]直径 200 µm/丸/ピッチ600 µm、[ib83613]直径 500 µm/丸/ピッチ1000 µm
  • 高倍率顕微鏡観察に適合可能なibidiポリマー(厚さ:180 μm +10/–5 μm)に描かれた接着パターンは、ibidi社独自の細胞接着加工「ibiTreat」を使用
  • ibiTreatしたパターンは、タンパク等を用いた表面コーティングも可能

マイクロパターニングテクノロジーの原理

ibidi µ-Patterningテクノロジーは、細胞非接着加工と細胞接着加工を組み合わせることで、培養面上の細胞接着可能な位置を制限することにより、細胞の接着位置(接着パターン)をコントロールする技術です。マイクロパターンテクノロジーに使用される細胞接着加工には二つのタイプがあり、「ibiTreat」を使用するマイクロパターンでは、Bioinert表面上にibiTreatされた部分を作ることで、細胞の接着パターンをコントロールしています。

 

Bioinert加工

「Bioinert」は、ibidiポリマーカバースリップに対しポリオールハイドロゲル薄膜層を共有結合させるibidi社独自の細胞非接着性加工技術です。Bioinert加工された表面は、⼀般的な超低付着(ULA:Ultra-Low Attachment)表⾯よりも優れた細胞⾮接着性を有します。

ibiTreat

「ibiTreat」は、ibidiポリマーカバースリップに対して行う細胞接着加工で、ibidi社の多くのスライド/ディッシュで採用されています。この加工は、本来、疎水性が高く細胞接着しにくいポリマー表面を親水性に変えることで、細胞接着を容易にしています。

ibiTreatしたマイクロパターンは以下の特長を有します。
① 物理加工のため乾燥などに対して安定で剥離等の心配がありません。
② 顕微鏡観察の妨げになりません。(位相差観察で視認可能。蛍光観察には映りこみません。)
③ ibiTreatしたibidiポリマーカバースリップを採用している他製品同様に、(タンパク)コーディングを実施することができます。

マイクロパターニングについて

  • 極めて安定で、数⽇から数週間の⻑期培養でも効果が持続します。
  • ibidiポリマーカバースリップ、バイオイナート表面の持つ光学性能を妨げず、高解像度顕微鏡観察に適合します。
  • 位相差顕微鏡ではわずかに映りますが、蛍光観察画像には映らず、顕微鏡観察の邪魔になりません。
  • 乾燥安定性があり、スライド表⾯は乾燥しています。

The ibiTreat µ-patterns are slightly visible under the phase contrast microscope but not visible using fluorescence microscopy.

 

アプリケーション

ibidiマルチセルアレイ用マイクロパターンスライドに懸濁した細胞を播種すると、狭い接着領域に細胞が凝集するため、スフェロイド/オルガノイドを作製できます。また、このスライドは、あらかじめ作成したスフェロイドをパターン上に接着させることでスフェロイドを等間隔にアレイすることにも使用できます。凝集しにくい細胞を直接播種した場合には、細胞は2次元に展開し、等間隔に単層培養された細胞バッチを作成することができます。

 

  • スフェロイド、オルガノイド、胚様体、および幹細胞などを含む、3次元細胞凝集体の培養およびその灌流培養
  • 2次元展開(単層培養)された細胞パッチの培養
  • 上記のライブセルイメージングや免疫蛍光染色等

 

スフェロイドアプリケーション

L929細胞をコーティング無(ibiTreat)、および LamininもしくはCollagen Iでコーティングしたマイクロパターン上に播種し形成したスフェロイド。
培養方法:スフェロイドを播種後23 日間静置培養
スライド:µ-Slide VI 0.4(ib83612)
顕微鏡:位相差顕微鏡、対物レンズ:4×
スケールバー:200μm
Huh7肝細胞株由来のスフェロイド。フィブロネクチンでコーティングしたマイクロパターンスライド上で灌流式動的培養を10日間実施。固定後、以下の染色を実施。
スライド:µ-Slide VI 0.4(ib83612)
青:核(DAPI)
緑:アクチン(Phalloidin-488)
赤:α-チューブリン(モノクローナル抗体)
スケールバー:100 µm
L929細胞由来のスフェロイドを用いたスプラウティング浸潤アッセイ。マイクロパターンスライドを用いて灌流式動的培養を実施。
播種2日後にラット尾部由来Collagen Iでスフェロイドを覆い、24時間後に生細胞のZスタック画像を取得。
スライド:µ-Slide VI 0.4(ib83612)
顕微鏡:位相差顕微鏡(ibidi Stage Top Incubator使用)
スケールバー:100 µm
成体由来幹細胞から作製した肝オルガノイド。Collagen Iでコーティングしたマイクロパターン上で培養。播種24時間後にCollagen Iゲルでオーバーレイし、さらに24時間培養。
スライド:µ-Slide VI 0.4(ib83613)
緑:F-アクチン(Phalloidin)
マゼンタ:核(DAPI)
顕微鏡:広視野蛍光顕微鏡(EVOS M7000)、対物レンズ:×10

 

セル・モノレイヤーアプリケーション


L929細胞のモノレイヤー。
コーティング無し(ibiTreat)、またはラミニン、Collagen Iでコーティングしたマイクロパターン上に直接播種。播種後25時間後に撮影。
(左)全視野 (右)個々の細胞で覆われたスポットの拡大図
スライド:µ-Slide VI 0.4(ib83612)
顕微鏡:位相差顕微鏡、対物レンズ:×4。
スケールバー:200 µm

 

仕様

ib83612 ib83613
マイクロスライド スライドの形状

マイクロスライド6(VI) 0.4

外寸(W×L) 25.5×75.5 mm
チャンネルの寸法(W×L×H) 3.8×17×0.4 mm
チャンネルあたりの容量 30 µL
マイクロパターン 結合原理 ibiTreat(細胞接着処理したibidiポリマー)
パターンの形状
直径 200 µm 500 µm
ピッチ 600 µm 1000 µm
パターンの配置 六角形
表面処理 Bioinert
パターンの数 チャンネルあたり約200 チャンネルあたり約75
マイクロパターンの形状
  •  製品は開封して細胞を播種するだけで使用可能
  • スライドにはチューブが接続できるルアーコネクターが備わっているため、ibidiポンプ等に接続することも可能
  • 染色用試薬や細胞固定液の使用可能
  • 細胞生育を妨げない⽣体適合性素材を使用
  • 滅菌処理済み

関連製品

ご使用いただくオイルについて

【対物レンズ用の油浸オイル】

ibidi社で実際に適合が確認されているオイルをご使用ください。

(英語) https://ibidi.com/content/551-immersion-oils-compatible-with-ibidi-labware-products

ibidi社純正品:イマージョンオイル

 

*注意*
適合していないオイルをご使用の場合、プラスチックの接触部分がが白濁したり、脆くなったりする場合があります。

 

 

【培地蒸発防止用の重層用オイル】
ibidi ポリマーはミネラルオイルは適合しておりません。

培養培地にオイル重層される場合は、下記シリコーンオイルをご使用ください。

 

*注意*

適合していないオイルをご使用の場合、プラスチックの接触部分がが白濁したり、脆くなったりします。

(条件により、変化が見られるまでに数時間~数日の時間差が生じる場合がございます。)

 

お問い合わせはこちら