KAPA ハイパーピュアビーズ

KAPA HyperPure Beads

よくあるご質問1件

KAPAのライブラリー調製キットや各社NGSライブラリー調製キットのプロトコルと互換性があります

お知らせ

特長

  • 次世代シーケンシングおよび分⼦⽣物学ワークフローにおける、⼀本鎖および⼆本鎖DNAの精製/サイズセレクションに最適化された常磁性ビーズ懸濁液
  • 1回の反応で1 ng〜5 µgのDNAを迅速かつ確実に精製/サイズセレクションするために設計
  • KAPAハイパーピュアビーズのバッファーは、最適化された濃度のPEG/NaClクラウディング成分を含んでおり、DNA分⼦が常磁性ビーズに結合しやすくなるように調製
  • KAPAハイパーピュアビーズの濃度⽐を調整することで、ビーズに保持されるDNA断⽚のサイズ分布を最適化することが可能(詳しくは下図参照)

 

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図1.dsDNA断片の回収に及ぼすKAPAハイパーピュアビーズとサンプル容量比の影響

35 bpから10 kbの範囲のdsDNA断⽚の混合物を、様々なKAPAハイパーピュアビーズ:サンプル⽐を⽤いて処理した。

DNA 断⽚サイズ保持に対する影響をAgilentバイオアナライザー2100 HS DNAキットで評価した。保持されたDNA断⽚の⻑さは、ビーズ/サンプル⽐に反⽐例する。より低い分⼦量の断⽚を保持するためには、より高いビーズ⽐率が必要である。

 

再現性の⾼いサイズセレクションが可能

断⽚化後のDNA回収、アダプターライゲーション後のDNA回収、ライブラリー増幅後の精製まで、NGSライブラリー調製ワークフローの各⼯程で再現性の⾼いサイズセレクションを⾏うことができます。


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KAPA HyperPure Beadsを、NGSライブラリーのサイズセレクションで使⽤した事例

KAPA HyperPrepライブラリー調製ワークフローの各⼯程において、DNAライブラリーのサイズセレクションを⾏いました。サイズ分布の分析には、Bioanalyzer® 2100 HS Kitを⽤いました。各波形図は、断⽚化サイズの分布を⽰しており、サイズセレクションを⾏わなかったDNAと⽐較しています。DNA濃度はBioanalyzerにロードする前に⼀律に揃えています。

(A)インプットDNAを断⽚化後にサイズセレクションした結果。⾼品質のhgDNAを Covaris® E220 Focused Ultrasonicatorを⽤いて、断⽚化⻑250〜400 bpが得られる条件で断⽚化を⾏い、その後にサイズセレクションを⾏いました。

(B)ライブラリー増幅後のサイズセレクション結果。ライブラリーを増幅し、その後のライブラリーをサイズセレクションしました。

 

注意事項

KAPA ハイパーピュアビーズは「with-beads」プロトコルを実装した以下のライブラリ―調製キットと互換性がありません。

  • KAPA HTPライブラリー調製キット
  • KAPA Stranded RNA-Seqキット
  • KAPA RNA/mRNA HyperPrep キット
  • KAPA RNA HyperPrep キット with RiboErase

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