ジーキレート / ジーキレート・クイック ISH/IHC用 マイルド脱灰液
G-Chelate Mild / G-Chelate Quick
(0件)
独自に開発し、自社での受託試験にも使用している脱灰液です。ISHやIHCに最適なキレート剤をベースとした中性脱灰液で、ISHやIHCに最適です。骨組織の分子病理学的解析にお勧めです。
特長
G-Chelate(高感度タイプ)
- キレート剤を含むマイルドタイプの中性脱灰液なので、組織構造を良好に保持できます。
- 低温(2 ~ 8 ℃)での脱灰が可能なので、染色性の低下を抑えられます。
- RNase フリー製品です。
- in situハイブリダイゼーション(ISH)や免疫組織化学染色(IHC)用に最適です。
- 調製済みなので、そのままお使いいただけます。
G-Chelate Quick(迅速タイプ)
- 優れた脱灰力を持つ酸性脱灰液なので、骨組織も短時間で脱灰が可能です。
- キレート剤を含むので、染色性の低下を抑えられます。
- 低温(2~8℃)での脱灰が可能なので、過脱灰による染色性の低下を抑えられます。
- ヘマトキシリン・エオジン染色や特殊染色などにご利用いただけます。
- 調製済みなので、そのままお使いいただけます。
使用方法
G-Chelate(高感度タイプ)
- 希釈せずにそのままお使いください。
- 十分に固定した組織を50~100倍量の G-Chelate Mild に浸漬してください。
※低温(2-8℃冷蔵庫内)での脱灰処理をお勧めします。
脱灰時間は、組織の種類や大きさによって異なります。
(参考: 8週齢マウス膝関節 7~9日/2-8℃)
脱灰効率を上げるため、途中で新しい溶液に交換することをお勧めします。
(参考: 1回/日)
脱灰状態を針やナイフなどで確認してください。 - 脱灰処理終了後は、組織を取り出して十分量のPBSに30分ほど浸漬し、軽く転倒混和しながら洗ってください。
※ in situハイブリダイゼーション用サンプルの場合は、RNaseフリーのPBSをお使いください。 - その後、通常の包埋処理を行ってください。
G-Chelate Quick(迅速タイプ)
- 希釈せずにそのままお使いください。
- 十分に固定した組織を 50 倍量程度の G-ChelateQuick に浸漬してください。
※ 組織へのダメージを軽減するため、低温( 2-8℃冷蔵庫内)での脱灰処理をお勧めします。
脱灰時間は、組織の種類や大きさによって異なります。
(参考: 8 週齢マウス膝関節 1 ~ 2 日/ 2-8℃)
事前に脱脂処理を行ないますと、より脱灰処理が早くなります。
金属製の容器を脱灰処理に使用しないでください。
脱灰効率を上げるため、途中で新しい溶液に交換することをお勧めします。(参考: 1 回/日)
脱灰状態を針やナイフなどで確認してください。 - 脱灰処理終了後は、組織を取り出して軽く水洗した後、G-Chelate-NT(製品番号 GCN-01)に 1 日程度浸漬して中和してください。
- その後、通常の包埋処理を行ってください。
染色例
G-Chelate(高感度タイプ)
ISH
HE染色
TRAP染色
組織: C57BL/6マウス(8w、♂) 下顎の歯
脱灰条件: ①4℃ ②15℃ ③室温 ~ 1ヶ月間
マウスの下顎(歯を含む)を 4℃/15℃/室温 の条件下で1ヶ月間脱灰処理しても、TRAP染色ならびにMT染色の染色性に影響は見られなかった。
①4℃ | ②15℃ | ③室温 |
G-Chelate Quick(迅速タイプ)
染色例 8週齢ラット膝関節
仕様
G-Chelate(高感度タイプ)
- 組成:EDTA(約18%)pH7.2
- RNase Free
G-Chelate Quick(迅速タイプ)
- 脱灰中和剤
- 組成:塩酸、EDTA