ビバスピンターボ 15 (試料容量:9 mL/アングルローター、15 mL/スイングローター)
Vivaspin Turbo 15
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垂直2枚膜ろ過構造の新高速遠心式ろ過ユニット
特長
- 新型高速遠心式ろ過ユニット
- 垂直2枚膜ろ過構造 (特許出願中)
・クロスフローに匹敵する流体構造
・最速処理速度と最大濃縮を実現
・高流速のPES膜により濃縮処理時間を大幅短縮
・タンパク質等の試料用に最適化
・高分子・粘性サンプルにも適用可能 - 新型Angular Dead Stop Pocket構造
・ピペットでの試料回収操作が容易で確実
・最高回収率を実現(>95%) - 新素材採用により耐薬品性が大幅に向上
・許容pH範囲:pH1-pH14
・NaOH(2N)、アセトニトリル(10%)、アセトン(10%)、エタノール(70%)、メタノール(60%)に使用可能
・1N NaOH洗浄によるパイロジェン除去(エンドトキシン・フリー化)可能
・支持体の材質をBS樹脂にして『ひび割れ』を防止
膜材質
- PES(ポリエーテルスルホン)膜:目詰まりし難く、高流量、低吸着、広範囲のpHに適合
分画分子量の選定基準
- 濃縮目的:濃縮したい溶質の分子量の少なくとも 『1/2以下』の分画分子量の膜を選定してください。
- 除去目的:除去したい溶質の分子量の少なくとも 『2倍以上』の分画分子量の膜を選定してください。
遠心ローターへのセット方向
- 目盛りが印刷されている面を『横向き』に、且つデッドストップの三角コーナーが『ローターの外側(上側)』になる様にセットしてください。
- 膜への透過方向と遠心方向を 『一致させないこと』 が重要です。
- これにより、膜近傍でのゲル化(濃度分極)現象及び目詰まりを防止でき高流速が得られます。
*スイングローターで使用する場合は、セット方向を問いません。
タンパク質の非特異吸着を更に抑えたい場合
- 5% SDS、0.1% Tween20、0.1% Triton-Xのいずれかの水溶液でデバイスを満たします。
- 1晩放置してから、使用直前に脱イオン水ですすいで使用します。
【ご注意】
- 製品に搭載の膜には、若干のグリセリンとアジ化ナトリウム(NaN3)が含まれています。
- これらが実験に影響する場合は、最大量のバッファーかイオン交換水を遠心ろ過する事でリンスしてください。
- リンス後は、膜を乾燥させないでください。詳細は、取扱説明書をご覧ください。
最大許容遠心力
分画分子量(MWCO) | アングルローター | スイングローター |
---|---|---|
3K-50K PES | 4,000 x g | 4,000 x g |
>100K PES | 3,000 x g | 3,000 x g |
耐薬品性
ドキュメントタブより取扱説明書をご覧ください。