マイクロスライド リムーバブルチャンバー 12ウェル

µ-slide removable chamber 12well

よくあるご質問9件

スライド上に取り付ける取り外し可能な12ウェルシリコンチャンバーが、細胞培養から免疫蛍光染まで、すべての工程を1つのスライド上で行うことを可能に

特長

  • ⽣体適合性の⾼いシリコン素材でできた12ウェルチャンバーをガラススライドに接着した製品
  • チャンバーの接着は、脱着が容易な圧着式。接着剤を使⽤しないので、細胞への影響がなく安全
  • チャンバーを外せば、カバースリップでスライドにサンプル封入することが可能(⼀般的な封⼊剤が使用可能)
  • 免疫染色した長期保管用スライドサンプル作成に最適
  • 使用試薬の削減ができ、コストパフォーマンスに優れる、小規模設計のウェル(チャンバー)
  • 12ウェルスライドなので、多サンプル⽐較や同⼀細胞の複数条件検討などの⽤途に最適
  • スライドガラスの端にはフロスト加工が施されており、取り扱いやラベリングが簡便
  • 細胞接着を促進するため、コーティングを行うことも可能
  • オプション:チャンバー部分は、平らな乾いた面であれば接着可能。スライドガラス以外の⾯に取り付け、細胞培養目的等の用途でご使用可能

 

アプリケーション

  • 免疫蛍光染色サンプル作成と、作成サンプルの⻑期保管
  • 培養用、12ウェルスライドとしての使用
  • 正⽴顕微鏡および倒⽴顕微鏡を含む顕微鏡観察用容器としての使用

 

リムーバブルチャンバースライドの原理

ibidi リムーバブルチャンバースライドは、脱着が可能なシリコン素材のチャンバーを標準的な1 mmのスライドガラスに取り付けたものです。本製品は、免疫蛍光染色を行う際に大変活躍します。ガラスカバースリップと封入材でサンプルを封入した後には、正立倒立顕微鏡観察いずれも使用が可能です。このとき、硬化タイプの封入材が使用できるので、作成したサンプルスライドは長期保存が可能です。

 

染⾊を開始する前にシリコンチャンバーを取り外すことで、複数のウェルをまとめて免疫染色することができます。一方、シリコンチャンバーを付けたまま、各ウェルを別々に染⾊することもできます。

 

使用方法①(標準手順)

  1. 細胞の播種・培養
  2. 固定~免疫/化学染⾊
  3. 洗浄
  4. チャンバーを外す
  5. マウント剤を使用したサンプル封入
  6. 保管

使用方法②(様々な染色手順)

※チャンバーを取り外すタイミングを変えると、複数ウェルの細胞をまとめて免疫染色する方法などが可能になります。

  1. 細胞の播種・培養
  2. 個々のウェルに対して一つずつ染⾊する方法
  3. 複数ウェルの細胞をまとめた免疫染色方法
  4. 固定~免疫/化学染⾊
  5. マウント剤を使用したサンプル封入
  6. イメージング

 

実験例

マイクロスライド リムーバブルチャンバー 12ウェルで培養した初代マウス脳微小血管内皮細胞(pMBMEC)の免疫蛍光染色画像。

内皮細胞の接合部を (ZO)-1で標識(赤色)し、細胞形態を強調している。

青色はDAPIで染色した核。
使用顕微鏡:Nikon Eclipse microscope, 対物レンズ20×
Data by Sidar Aydin, Britta Engelhardt, Ruth Lyck, Theodor Kocher Institute, Bern, Switzerland.

 

ibidi社製品採用文献検索ページ

(下記アドレスより、ibidi社製品の採⽤⽂献の検索が可能です)

http://www.ibidi.com/module/ibidireference/reference

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