マルチセルアレイ用マイクロパターンスライド ibiTreat (µ-Slide 8 Well high)

µ-Slides 8 Well high With Multi-Cell µ-Pattern ibiTreat

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よくあるご質問2件

スフェロイドやオルガノイドをアレイするために最適な細胞接着用マイクロパターンが刻まれたスライド。細胞接着パターンにibidi社独自の細胞接着加工「ibiTreat」を使用

特長

  • マイクロスライド 8ウェル highに細胞接着⽤パターン(マイクロパターン)が刻まれた製品
  • スフェロイドやオルガノイドの作成/アレイに理想的なサイズで接着パターンをデザイン
  • パターンサイズ:[ib83812]直径 200 µm/丸/ピッチ600 µm、[ib83813]直径 500 µm/丸/ピッチ1000 µm
  • 高倍率顕微鏡観察に適合可能なibidiポリマー(厚さ:180 μm +10/–5 μm)に描かれた接着パターンは、ibidi社独自の細胞接着加工「ibiTreat」を使用
  • ibiTreatしたパターンは、タンパク等を用いた表面コーティングも可能

マイクロパターニングテクノロジーの原理

ibidi µ-Patterningテクノロジーは、細胞非接着加工と細胞接着加工を組み合わせることで、培養面上の細胞接着可能な位置を制限することにより、細胞の接着位置(接着パターン)をコントロールする技術です。マイクロパターンテクノロジーに使用される細胞接着加工には二つのタイプがあり、「ibiTreat」を使用するマイクロパターンでは、Bioinert表面上にibiTreatされた部分を作ることで、細胞の接着パターンをコントロールしています。

 

Bioinert加工

「Bioinert」は、ibidiポリマーカバースリップに対しポリオールハイドロゲル薄膜層を共有結合させるibidi社独自の細胞非接着性加工技術です。Bioinert加工された表面は、⼀般的な超低付着(ULA:Ultra-Low Attachment)表⾯よりも優れた細胞⾮接着性を有します。

ibiTreat

「ibiTreat」は、ibidiポリマーカバースリップに対して行う細胞接着加工で、ibidi社の多くのスライド/ディッシュで採用されています。この加工は、本来、疎水性が高く細胞接着しにくいポリマー表面を親水性に変えることで、細胞接着を容易にしています。

ibiTreatしたマイクロパターンは以下の特長を有します。
① 物理加工のため乾燥などに対して安定で剥離等の心配がありません。
② 顕微鏡観察の妨げになりません。(位相差観察で視認可能。蛍光観察には映りこみません。)
③ ibiTreatしたibidiポリマーカバースリップを採用している他製品同様に、(タンパク)コーディングを実施することができます。

 

マイクロパターニングについて

  • 極めて安定で、数⽇から数週間の⻑期培養でも効果が持続します。
  • ibidiポリマーカバースリップ、バイオイナート表面の持つ光学性能を妨げず、高解像度顕微鏡観察に適合します。
  • 位相差顕微鏡ではわずかに映りますが、蛍光観察画像には映らず、顕微鏡観察の邪魔になりません。
  • 乾燥安定性があり、スライド表⾯は乾燥しています。

The ibiTreat µ-patterns are slightly visible under the phase contrast microscope but not visible using fluorescence microscopy.

 

 アプリケーション

ibidiマルチセルアレイ用マイクロパターンスライドに懸濁した細胞を播種すると、狭い接着領域に細胞が凝集するため、スフェロイド/オルガノイドを作製できます。また、このスライドは、あらかじめ作成したスフェロイドをパターン上に接着させることでスフェロイドを等間隔にアレイすることにも使用できます。凝集しにくい細胞を直接播種した場合には、細胞は2次元に展開し、等間隔に単層培養された細胞バッチを作成することができます。

 

  • スフェロイド、オルガノイド、胚様体、および幹細胞などを含む、3次元細胞凝集体の培養
  • 2次元展開(単層培養)された細胞パッチの培養
  • 上記のライブセルイメージングや免疫蛍光染色等

 

 

スフェロイドアプリケーション

コーティング無し(ibiTreat)、およびラミニンもしくはCollagen Iでコーティングしたマイクロパターン上に播種した複数の異なる細胞株から作製したスフェロイド。
培養方法:スフェロイドを播種後23 日間静置培養、スフェロイド形成を追跡
スライド:µ-Slide 8 Well high(ib83812)
顕微鏡:位相差顕微鏡、対物レンズ:×4、スケールバー:200μm
ラミニンでコーティングしたマイクロパターン上のマウス線維芽細胞L929スフェロイドの3Dボリュームスキャン画像。
緑:F-アクチン(Phalloidin-Atto488)
マゼンタ:核(DAPI)
スライド:µ-Slide 8 Well high(ib83812)
顕微鏡:多光子顕微鏡(MPXシリーズ、Prospective Instruments社)

 

成体由来幹細胞から作製したオルガノイド。Collagen Iでコーテイングしたマイクロパターン上で培養。播種後24時間でCollagen Iゲルでオーバーレイし、さらに24時間培養。
スライド:µ-Slide 8 Well high(ib83813)
灰色:核(DAPI)
マゼンタ:F-アクチン(Phalloidin)
黄色:ZO-1(免疫染色)
シアン:MYH9(免疫染色)
顕微鏡:共焦点レーザー走査型顕微鏡(Olympus FV3000)、対物レンズ:×20、Zスタックを取得し、最大値投影による合成蛍光画像として表示

 

セル・モノレイヤーアプリケーション

Collagen I をコーティングしたマイクロパターン上で増殖したRCC26 (腎細胞癌) 細胞の細胞殺傷アッセイ
スライド:µ-Slide 8 Well high(ib83812)
T細胞添加後 (A)添加前  (B) 40 分  (C)7時間 40 分   (D)47時間 40 分

 

仕様

ib83812 ib83813
マイクロスライド スライドの形状

マイクロスライド 8ウェル high

外寸(W×L) 25.5×75.5 mm
ウェルの寸法(W×L×H) 9.4×10.7×9.3 mm
ウェルあたりの容量 300 µL
マイクロパターン 結合原理 ibiTreat(細胞接着処理したibidiポリマー)
パターンの形状
直径 200 µm 500 µm
ピッチ 600 µm 1000 µm
パターンの配置 六角形
表面処理 Bioinert
パターンの数 ウェルあたり約320 ウェルあたり約115
マイクロパターンの形状
  •  製品は開封して細胞を播種するだけで使用可能
  • 染色用試薬や細胞固定液の使用可能
  • 細胞生育を妨げない⽣体適合性素材を使用
  • 滅菌処理済み

関連製品

 

ご使用いただくオイルについて

【対物レンズ用の油浸オイル】

ibidi社で実際に適合が確認されているオイルをご使用ください。

(英語) https://ibidi.com/content/551-immersion-oils-compatible-with-ibidi-labware-products

ibidi社純正品:イマージョンオイル

 

*注意*
適合していないオイルをご使用の場合、プラスチックの接触部分が白濁したり、脆くなったりする場合があります。

 

 

【培地蒸発防止用の重層用オイル】
ibidi ポリマーはミネラルオイルは適合しておりません。

培養培地にオイル重層される場合は、下記シリコーンオイルをご使用ください。

 

*注意*

適合していないオイルをご使用の場合、プラスチックの接触部分が白濁したり、脆くなったりします。

(条件により、変化が見られるまでに数時間~数日の時間差が生じる場合がございます。)

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