組織染色用スティッキースライド

Sticky-Slide Tissue

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組織切片の免疫/化学染色を効率的にするスティッキースライド

概要

『組織染色用スティッキースライド』は、底面が粘着面となっており、スライドガラスに貼り付けるだけで観察対象の組織切片を封入したスライドを作成できます。このスライドは容量が小さく、かつ染色液の充填/排出が容易な“チャネル”(流路)を有します。このため、本製品を用いれば、コストパフォーマンスの良い効率的な組織染色が可能です。

特長

  • 底面に粘着面を有するスライドフレーム
  • 小容量設計:チャネル容量はわずか165 µL。パップペン等を用いずに染色試薬や抗体の使用量を削減できます。
  • チャネルタイプのウェル形状:ピペットチップで染色液や洗浄液の充填/排出がしやすく、かつ染色時の乾燥よりサンプルを守ります。
  • ルアーコネクター採用:送液ポンプにも接続できるので、自動化染色等にも応用可能

アプリケーション

  • ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)したサンプルの免疫組織
  • (蛍光)in situハイブリダイゼーション(ISH/FISH)
  • DNA-paint、空間生物学研究
  • 自動化染色、多重染色


<例>

マウス腸組織切片のマルチカラー免疫蛍光顕微鏡観察

ホルマリン固定パラフィン包埋 (FFPE) 組織切片を脱パラフィン、親水化処理後、組織染色用スティッキースライドを用いて染色を実施。
リンパ球の結腸粘膜集積が観察される。

青: 細胞核 (DAPI)、緑: F-アクチン (Phalloidin-iFluor 488)、赤: コラーゲンI (Alexa Fluor 647)
顕微鏡:Nikon Eclipse Ti-E、対物レンズ10 倍使用

ibidi社 採用文献検索ページ

下記アドレスより、ibidi社製品の採用文献の検索が可能です
https://ibidi.com/module/ibidireference/reference

仕様

サイズ(L×W×H) 55.0 ×24.0×7.8 mm
チャンネルの高さ 235 µm
チャンネル容量 165 µL
高さ 1.67 mm
アダプター メスルアー
底面 なし

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