Nanobind HT CBB Kit(自動化装置用)
Nanobind HT CBB Kit
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ハイスループットでの高分子DNA抽出を目的に設計された、DNA抽出キット
Nanobindとは?
Nanobindは、PacBio社が独自に開発した高密度シリカのナノ構造を利用したテクノロジーです(図1)。
Nanobindテクノロジーを磁気ディスクと組み合わせることにより、従来の磁気ビーズやシリカ製スピンカラムを使用するキットでは実現できなかった、ハイクオリティな高分子(~300+ kb)または超高分子(~1+ Mb)ゲノムDNAを抽出・精製することが可能となり、第3世代シークエンス時のN50値を大幅に向上させることができます。
図1. Nanobindによる高密度シリカ表面構造のSEM画像
自動化装置に対応したハイスループット専用のラインナップ
Nanobind HT シリーズはハイスループットでの高分子DNA 抽出を目的として設計されており、
本キットで抽出されたDNAは、PacBio®のHiFiシーケンス用に最適化されております。
200 μLヒト血液および哺乳類細胞サンプル用 | ヒト血液1 mL用 |
Nanobind HT CBB Kit | Nanobind HT 1 mL blood Kit |
Nanobind HT Kit の特長
- ハイスループット高分子量DNAを抽出・精製するキット
├HT CBB Kit:哺乳類細胞および200 µLのヒト全血
└HT 1 mL boold Kit:1 mLの人ヒト全血 - Nanobind 磁気ディスクを使用して溶解、結合、洗浄、溶出のステップを自動化
- 抽出されたDNAはHiFiシーケンス用に最適
ステップの自動化
溶解、結合、洗浄、および溶出のステップを⾃動化
期待される収量
【Nanobind HT CBB Kit】
-200 μLヒト血液および哺乳類細胞サンプル用(96反応)
期待されるHMW DNAの収量:ヒト血液の場合3~12 μg(ドナーWBC数≧4 X 10^6 cells / mLの場合)
哺乳類細胞の場合5~15 μg(10^6細胞の場合)
【Nanobind HT 1 mL blood Kit】
-ヒト血液1 mL用 (96反応)
期待されるHMW DNAの収量:3~70 μg
対応装置
Nanobind HT キットはHamilton社およびThermo Fisher Scientific社の装置に対応しています。
詳細についてはドキュメントタブより、機器対応表をご参照ください。
■Thermo Fisher Scientific社
手動でプレート充填を行うタイプの半自動システム
■Hamilton社
自動でプレート充填を行う事が可能であり、完全にウォークアウェイでの作業が可能
仕様
キット構成内容
製品名 | Nanobind HT CBB Kit | Nanobind HT 1 mL blood Kit | |
---|---|---|---|
入数 | 96回分/1キット | 96回分/1キット | |
構成内容 | 4℃ | RNase A | RNase A |
RT | Proteinase K (PK) | Proteinase K (PK) | |
Nanobind® disks | Nanobind® disks | ||
Buffer EB | Buffer EB | ||
Buffer CLE3 | Buffer BL3 | ||
Buffer BL3 | Buffer CW1 | ||
Buffer CW1 | Buffer CW2 | ||
Buffer CW2 |