RNA プロセス コントロール キット
RNA Process Control Kit
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RNA精製スタートサンプルに添加して使用できるRNase耐性コントロールRNAとプライマー プローブ(Cy5標識)、LightCycler® Multiplex RNA Virus Masterのセット
概要
RNA精製スタートサンプルに添加して使用できるRNase耐性コントロールRNAとプライマー プローブ(Cy5標識)、LightCycler® Multiplex RNA Virus Masterのセットです。
ウイルスRNAの遺伝子検出から偽陰性の可能性を排除するためのキットです。
スタートサンプル(全血や血漿、血清など)からのウイルスRNAを検出するには、RNA精製や逆転写、PCRなど様々な要素が関与します。
そのため、確定的な判断を行うには、各ステップをモニタリングすることが求められます。
もし陰性結果が得られても、各ステップでのエラーの可能性を排除できなければ偽陰性の可能性を排除できません。
このキットでは、精製前のスタートサンプルにコントロールRNAを添加し、RNA精製からRT-qPCRまでをモニタリングします。
このコントロールRNAのRT-qPCR検出が陰性であれば、各ステップのどこかでエラーが起こっている可能性があり、ターゲット遺伝子の検出結果が疑わしくなります。
(サンプル中にRT-qPCR阻害物質が混入している可能性や、RNA精製からRT-qPCRのステップで何らかのエラーが発生している可能性があります)
特長
- コントロールRNAはMS2バクテリア莢膜タンパクに被われており、そのままRNA精製前スタートサンプルに添加できるヌクレアーゼ抵抗性RNA
- 精製からRT-qPCR検出まで、いずれのステップにおいてもウイルスRNAの検出に影響を及ぼさない
- RNA配列は哺乳動物の配列と相同性が無く、それら由来のウイルスRNAの検出に影響を及ぼさない
構成
- RNA Process Control, conc.
- RNA Process Control Dilution Buffer
- RNA Process Control Detection Mix(プライマーとCy5標識プローブ)
- LightCycler® Multiplex RNA Virus Master
- Water, PCR grade
RNA精製からRT-qPCRまでの全ステップのコントロールとして、スタートサンプルにRNase抵抗性コントロールRNAを加えることができます。
MagNA PureやHigh Pureシリーズキットなどとの使用方法は説明書に記載がありますのでご参照ください。