マイクロスライド リムーバブルチャンバー 3ウェル
µ-slide removable chamber 3well
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よくあるご質問2件
スライドに取り付ける、取り外し可能な3ウェルシリコンチャンバー。細胞培養から免疫蛍光染⾊まで、すべての工程を1つのスライド上で行うことが可能
特長
- ⽣体適合性の⾼いシリコン素材でできた3ウェルチャンバーをガラススライドに接着した製品
- チャンバーの接着は、脱着が容易な圧着式。接着剤を使⽤しないため、細胞への影響がなく安全
- チャンバーを外せば、カバースリップ(ib8011)でスライドにサンプル封入することが可能(⼀般的な封⼊剤が使用可能)
このため、免疫染色した長期保管用スライドサンプル作成に最適 - 3ウェルスライドで、複数サンプル⽐較や同⼀細胞の複数条件検討などの⽤途に最適
- スライドガラスの端にはフロスト加工が施されており、取り扱いやラベリングが簡単可能
- 直径15 mmの3ウェルチャンバー用カバースリップ(ib10815)を使用することで、免疫染⾊の抗体などの試薬使⽤量を削減できる“節約設計”
- オプション:チャンバー部分は、平らな乾いた面であれば接着可能。スライドガラス以外の⾯に取り付け、細胞培養目的等の用途でご使用可能
アプリケーション
- 免疫蛍光染色サンプル作成と、作成サンプルの⻑期保管
- 培養用、3ウェルスライドとしての使用
- 正⽴顕微鏡および倒⽴顕微鏡を含む顕微鏡観察用容器としての使用
リムーバブルチャンバースライドの原理
ibidi リムーバブルチャンバースライドは、脱着が可能なシリコン素材のチャンバーを標準的な1 mmのスライドガラスに取り付けたものです。本製品は、免疫蛍光染色を行う際に大変活躍します。ガラスカバースリップと封入材でサンプルを封入した後には、正立倒立顕微鏡観察いずれも使用が可能です。このとき、硬化タイプの封入材が使用できるので、作成したサンプルスライドは長期保存が可能です。
染⾊を開始する前にシリコンチャンバーを取り外すことで、複数のウェルをまとめて免疫染色することができます。一方、シリコンチャンバーを付けたまま、各ウェルを別々に染⾊することもできます。
使用方法①(標準手順)
- 細胞の播種・培養
- カバースリップの設置
- 固定~免疫/化学染⾊
- 洗浄/カバースリップを外す
- チャンバーを外す
- マウント剤を使用したサンプル封入
- 保管
使用方法②(様々な染色手順)
※チャンバーを取り外すタイミングを変えると、複数ウェルの細胞をまとめて免疫染色する方法などが可能になります。
- 細胞の播種・培養
- 個々のウェルに対して一つずつ染⾊する方法
- 複数ウェルの細胞をまとめた免疫染色方法
- 固定~免疫/化学染⾊
- マウント剤を使用したサンプル封入
- イメージング
実験例
マイクロスライド リムーバブルチャンバー 12ウェルで培養した初代マウス脳微小血管内皮細胞(pMBMEC)の免疫蛍光染色画像
内皮細胞の接合部を (ZO)-1で標識(赤色)し、細胞形態を強調している。
青色はDAPIで染色した核
使用顕微鏡:Nikon Eclipse microscope, 対物レンズ20×
Data by Sidar Aydin, Britta Engelhardt, Ruth Lyck, Theodor Kocher Institute, Bern, Switzerland.
ibidi社製品採用文献検索ページ
(下記アドレスより、ibidi社製品の採⽤⽂献の検索が可能です)
http://www.ibidi.com/module/ibidireference/reference
関連製品
- マイクロスライド リムーバブルチャンバー 8ウェル
- マイクロスライド リムーバブルチャンバー 12ウェル
- ibidi Microscopy Rack(顕微鏡観察用スライド・ディッシュラック)
- リムーバブルチャンバー用カバーガラス
仕様
ウェル数 | 3 |
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ウェルのサイズ (W×L×H) | 16.5 × 16.5 × 8.0 mm |
1ウェルあたりの容量 | 1,100 µL (150 µL*) |
1ウェルあたりの培養面積 | 1.66 cm² |
1ウェルあたりのコーティング面積 | 3.73 cm² |
フレーム素材 | 生体適合性シリコン |
適切なカバースリップのサイズ | 24 × 60 mm |
底部 (W×L×H) | スライドガラス(26.0 × 76.0 × 1.0 mm) |
* Ø 15 mmのカバースリップを使用した場合