ライトサイクラー RNAマスター SYBR Green I

LightCycler® RNA Master SYBR Green I

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ライトサイクラー2.0を利用しての1ステップRT-PCR用ready-to-use 反応ミックス

お知らせ

特長

  • ライトサイクラー2.0を利用しての1ステップRT-PCR用ready-to-useミックス
  • ライトサイクラー機器とSYBR GreenⅠを検出フォーマットとして利用した、キャピラリー中での1ステップRT-PCRに特に適合
  • ホットスタートは、Tth DNAポリメラーゼとアプタマーの組み合わせを使用して達成される
  • 簡便で高性能、また再現性が高くコンタミの危険性も最小限に抑えられている
  • テンプレートRNA、プライマー、追加のMn(OAc)2(必要なら)を加えるだけ
  • ライトサイクラー機器で使用するようにデザインされている
  • 熱不安定性ウラシルDNAグリコシラーゼとの組み合わせで、PCR間のキャリーオーバーを防止可能

背景

ライトサイクラーRNAマスターSYBR GreenⅠはready-to-useのホットスタート反応ミックスです。ライトサイクラー機器とSYBR GreenⅠを検出フォーマットとして利用した、キャピラリー中での1ステップRT-PCRに特に適合しています。

ホットスタートは、Tth DNAポリメラーゼとアプタマーの組み合わせを使用して達成されます。 Tth DNAポリメラーゼは、RNA依存性リバーストランスクリプターゼとDNA依存性ポリメラーゼ活性を持つ熱安定性酵素で、一本のチューブでのRTとPCRの組み合わせを可能にします。

アプタマーは特定のオリゴヌクレオチドで、ポリメラーゼの活性中心に結合し、Tth酵素の至適な反応温度以下での、酵素への核酸ターゲットの付着を防ぎます。より高い温度でアプタマーは酵素から離れ、RTやDNAの重合が開始されます。アプタマーによるホットスタートは、その他にいかなるインキュベーションステップやピペッティングステップ、反応時間の延長も必要としないため、非常に効率的で簡便な方法です。アプタマーによるホットスタート操作法は、他の酵素過程、増幅産物のオンライン検出やその後の操作ステップに干渉しません。

それゆえ、反応のセットアップやRTステップの前の熱フェーズの間、プライマーの伸長が起こりません。それに加え、Tthでの逆転写の推奨されるインキュベーション温度(61℃)は、RNAの二次構造を克服します。これにより高度に特異的で効率的なcDNA合成と、その後の高度に特異的で高感度なPCRの結果が得られます。

SYBR GreenⅠはDNA2本鎖に特異的な色素です。DNA合成の各フェーズで、反応ミックスに含まれるSYBR GreenⅠが増幅PCR産物に結合し、アンプリコンはその蛍光により検出されます。増幅と融解曲線分析の組み合わせで、増幅反応の特異性と感度を増強する事が出来ます。キットは、RTステップでの高いインキュベーション温度が二次構造の問題を克服し、ホットスタートがRTステップでのミスプライミングを最少とするため、特に困難なRNAポピュレーションに適しています。

ライトサイクラーRNAマスターSYBR GreenⅠは簡便で高い性能、再現性のよさ、コンタミネーションの危険性の最少化などをもたらします。それは、テンプレートRNA、プライマー、追加のMn(OAc)2(もし必要なら)を加えるだけです。

機能試験

ライトサイクラーRNAマスターSYBR GreenⅠはライトサイクラーコントロールキットRNAを使用して機能試験済みです。

キット内容

  1. ライトサイクラーRNAマスターSYBR GreenⅠ、2.7倍濃度3バイアル、各250 μL
  2. Mn(OAc)2ストック溶液1バイアル、1 mL
  3. PCRグレード水2バイアル、各1 mL
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