特長
- 細胞生物学研究、分子生物学研究、創薬研究で広く使用されるサンプルの収集と保存に最適
- 丸いウェルが液滴効果とウィッキングを軽減
- 接着剤またはヒートシールで均一に密封可能なウルトラフラットプレート
- クリーンルーム製造品
- メディカルグレードバージンポリプロピレン製
Low DNA Binding Plate (型番:4ti-LB0109 のみ)
- 次世代シークエンスのサンプル調製時など、繊細なアプリケーションに最適
- 低吸着性を保つためのコーティング剤は不使用のため、サンプルへの影響は一切なし
- 低温保存や高温でのインキュベーション後も影響なし
ポリプロピレンは化学的に不活性で溶媒に強く、射出成形にも適しているため、PCRチューブに最適なプラスチック材料です。
DNAは、ポリプロピレンが非常に親水性の性質であるにも関わらず、特に高イオン強度で結合することが示されています。
PP表面に結合するDNAは、一般的に反応チューブおよび保存容器でのみ問題となってきましたが、PCR / qPCRチューブでは問題にはなりませんでした。これは増幅中に、チューブ壁に付着したDNAが変性(denaturation)反応段階で放出され、反応の為のDNAアクセシビリティを維持するためです。
それにもかかわらず、次世代シーケンシング(NGS)などの新しい技術におけるサンプルの微量化により、Ultra Low Binding DNA の消耗品は様々な用途に推奨されています。U字形状のため、サンプル回収を容易に行えます。