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NGSライブラリーの定量キットに含まれるマスターミックスはこちらの製品と同等と思いますが、 プログラムに設定されている時間が長くなっています。なぜこのような設定になっているのでしょうか。

NGSライブラリーのqPCR定量につきましては、通常のリアルタイムqPCR定量とは大きく異なる点が ございます。 通常のqPCRによる定量では、アンプリコンとして比較的短く(通常200bp前後)なるように、 また、GC含量が高い領域を避けるようにするなど、なるべく増幅しやすい条件になるように プライマーを設計いたします。 そして、結果として単一配列を持つ増幅産物のみが増幅されてきます。 一方、NGSライブラリー定量では、「両末端にアダプター配列を持つ」様々な長さの様々な配列が、 同時に増幅される必要があります。 このため、GC含量/AT含量が高くて増幅し難い配列を持つライブラリーや、長めのライブラリーも 同一反応中で増幅させるために、プログラムの反応時間が長めに設定されております。
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