QC 内容および QC 結果判定について教えてください。
DNA/RNA サンプルの QC では、Qubit(Thermo Fisher Scientific)や Nanodrop(Thermo Fisher Scientific)等を用いた定量およびアガロースゲル電気泳動、5400 Fragment Analyzer System(Agilent)等を用いた分解度や純度の確認を行います。
ライブラリー調製済みサンプルの QC では、qPCR や Qubit(Thermo Fisher Scientific)等を用いた定量および NGS3K(ParkinElmer)、DNF-915(Agilent)等を用いたサイズ分布の確認を行います。
結果は委託先の判定基準に従い、3 つのいずれかで評価します。
〈サンプル QC 結果判定一覧〉
Pass:ご希望データ量>98% が保証されます。
Hold:リスクがありますが、次のステップに進めることも可能です。
Fail:リスクが高いため、通常、次のステップに進めることはお勧めしません。
*サンプル QC が PASS の場合は、そのまま次のステップに進めさせていただきます。
**HOLD、FAIL の判定の場合は、次のステップに進めるか、中止するかについて、ご相談させていただきます。
また、Hold、Fail となった場合でも、成功が期待できる場合などは、QC 結果の報告時にご案内いたします。
■HOLD・FAIL の場合の注意点
DNA/RNA サンプルにおいて、ライブラリー調製を行った場合は、成否に関わらず、ライブラリー調製費用が発生いたします。
提出サンプルの種類に関わらず、シーケンスデータの品質および取得データ量は保証できかねます。
シーケンスデータ量の不足による追加シーケンスについては、サンプルが余っている場合、有償にて対応可能です。
■サンプル再送
Hold、Fail となった場合、サンプルを再送いただくことが可能です。
DNA/RNA サンプル:1 回目の再送サンプルの QC は無償にて対応可能です。2 回目以降は、サンプル数分の QC 費用が発生いたします。
ライブラリー調製済みサンプル:再送の度に、サンプル数分の QC 費用が発生いたします。
■受託中止
サンプルの QC の結果から、受託の中止をすることも可能です。受託を中止した場合も、委託先で行った分の QC 費用は発生いたします。
【最終更新日:2024年8月8日】