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ライブラリーの過剰増幅を検出するにはどうすればよいでしょう?

ライブラリー増幅反応では、通常、dNTPより先にプライマーが枯渇します。基質の枯渇によりそれ以上DNA合成が行われなくなると、その後のDNA変性やアニーリングステップで相補鎖が分離し、非相補鎖への不完全なアニーリングが起こります。異常アニーリングの結果、部分的に二本鎖を形成するヘテロ二本鎖DNAが大量に集まり、いわゆる「daisy-chains」や「tangled knots」が形成されます。このようなDNAは泳動速度が遅いため、増幅されたライブラリーを電気泳動で解析すると、高分子量の位置に二次的なピークとして検出されます。
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