Q
0.75% agaroseのHigh-passを実施する際に、「0.75%DF Marker S1 high-pass 4-10 kb vs2」 と「 0.75%DF Marker S1 High-Pass 6-10 kb vs3 」という近いサイズレンジのプロトコルが選択できると思います。 この2つはどのように使い分けするのですか?
6 kb以下の低分子領域の画分を正確に回収したい場合には「0.75%DF Marker S1 high-pass 4-10 kb vs2(以下、4-10 Kb vs2プロトコール)」 を使用し、可能な限り高分子域まで回収したい場合には「 0.75%DF Marker S1 High-Pass 6-10 kb vs3 (以下、6-10 Kb vs3プロトコール)」をご使用ください。
4-10 Kb vs2プロトコールは、4-6 Kbの範囲で正確に回収(※場合によって3 Kbという低 さでも精度を発揮できます。)できる一方で、~15 KbのDNA断片までしか回収できません。
一方、6-10 Kb vs3プロトコールは、6 Kb以下では回収できないですが、50 kbのような高分子量DNAの回収にも対応できます。
下記リンクで実際に検証した事例が確認できますので、併せてご参照ください。
【最終更新日:2024年7月31日】