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横河電機社Single Cellome™『SU10』と『SS2000』を併用した細胞「位置情報」「形態情報」が活用できる新たなシングルセル発現解析

横河電機株式会社

お客様のコメント

弊社(横河電機)のSU10とSS2000はライブセルを1細胞レベルで操作できる製品です。狙った細胞を操作する際に、位置を特定できるグリッドディッシュが有効です。ibidi社のグリッドディッシュは、ポリマー(プラスティック)製のボトムを選択できるため、良い接着状態の細胞を操作できる点が魅力でした。また、ポリマー製にもかかわらずボトム厚が薄いため、SS2000の共焦点顕微鏡に基づくシングルセルサンプリングに適用できますし、SU10の自動ナノデリバリー後に蛍光顕微鏡/共焦点顕微鏡で観察したいというニーズにもお応えすることができるので弊社ユーザー様にもお勧めしたい製品です。

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概要

【Cat.No. ib81166】

顕微鏡視野にある1細胞に対し、直接、操作を行い分析することは、細胞の「位置情報」「形態情報」まで取得できるシンプルかつ情報量が多いシングルセル解析手法です。
横河電機社Single Cellome™『SU10』や『SS2000』は、顕微鏡視野の一細胞に対し試薬のデリバリーや細胞サンプリングするために開発された装置です。機械で操作を自動化したことにより、既存技術では難易度の高いこれら操作を習熟不要で実施可能にしています。このため、細胞「位置情報」「形態情報」が得られるシングルセル解析手法として今後が期待される装置です。
 一方、ibidi社グリッドディッシュ(#ib81166)は顕微鏡観察用グリッド線付ポリマーボトムディッシュです。このグリッド線は顕微鏡視野から外れた細胞の再同定を容易にします。
この機能は異なるシングルセル解析装置で同じ細胞を取り扱いたい場合に大変役立ちます。
 本アプリケーションノートは、このibidi社グリッドディッシュを使用し、Single Cellome™『SU10』と『SS2000』間で共通した細胞の取り扱いを可能にした事例です。これにより、ひとつの細胞に対し、ベクター導入、シングルセルサンプリング、発現解析まで一連の操作を効率よく実施できるシステム構築ができました。また、細胞形態情報が取得できるメリットを活用し、分裂前の由来を識別した細胞サンプリングも可能にしています。
このように、本システムは、顕微鏡観察の「位置情報」や「形態情報」が活用できる新たなシングルセル発現解析ツールとして今後が期待されます。

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