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  • お客様事例

モバイルリアルタイムPCR装置を用いたの迅速識別検出

一般社団法人愛知県食品衛生協会 食品衛生センター
小林 慎一 様

お客様のコメント

腸管出血性大腸菌O-26、O-111、O-157のベロ毒素1型と2型の遺伝子をワンチューブの1回のランで迅速に型別 検出することができました。操作も簡便ですので、取り急ぎ結果を知りたい時には有用な方法と思います。 今後、食中毒事件の原因究明や食品検査などへの応用が期待されます。

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概要

【Cat.No. PCR1100】

腸管出血性大腸菌(enterohemorrhagic Escherichia coli: EHEC)感染症は、激しい腹痛を伴う水様便、血便等とともに重篤な合併症を起こすことがある感染症である。
原因菌であるEHECは、「ベロ毒素(Vero toxin: VT)を産生またはVT遺伝子を保有する大腸菌」と定義されており、 VTには2種類のサブタイプ(VT1, VT2)が存在する。
診断には、糞便からの病原体の分離とVTの検出が必要となり、VTの検出には、VT遺伝子検出、免疫学的手法が用いられる。
遺伝子検出法は、迅速かつ高感度な方法であり、VT1、VT2のタイピングも可能である。
本アプリケーションノートでは、モバイルリアルタイムPCR装置であるPicoGene® PCR1100を用い、VT1、VT2 識別検出が可能か、検証を行った。

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