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  • お客様事例

モバイルリアルタイムPCR装置を用いた カンピロバクターの迅速検出(PCR法と培養法の比較試験)

食肉加工会社のお客様

お客様のコメント

PCR法は、検出までの時間が20分とかなり早く、迅速な検査方法として非常に有用に感じました。
今回試験した盲腸便の検体では、濁りがあり100倍希釈まではエラーが出て測定ができませんでしたが、1,000倍希釈する事で測定が可能になりました。
検出感度が良いので、検体を1,000倍希釈しても培養法と同様に陽性判定を確認できました。1,000倍希釈した検体5 µLの中にどのくらいの菌数がいて検出できたかは、今回の試験では分かりませんでしたが、検出に必要な菌数が分かれば、今後の色々な試験の参考になると感じました。

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概要

【Cat.No. PCR1100】

カンピロバクター食中毒は、わが国で発生している細菌性食中毒の中で、近年、発生件数が最も多く、年間およそ 300件、2,000人程度の患者が報告されている。
そのため、こちらの食肉加工会社では、定期的にカンピロバクターの検査を実施している。
カンピロバクターの検出方法は、通常培養法で行われるが、判定結果が出るまでおよそ1週間から10日かかる。
一方PCR法を用いれば、約20分という速さで判定結果を得ることが可能である。
本アプリケーションノートでは、モバイルリアルタイムPCR装置を用いた、カンピロバクターの迅速検出法の正確性を、従来の培養法と比較した。

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