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  • お客様事例

糞便、膿瘍およびパラフィン組織の試料を用いた Entamoeba histolytica(赤痢アメーバ)の検出

社会医療法人大雄会医科学研究所
澤村卓宏 様

お客様のコメント

今回、赤痢アメーバの診断が確定している試料をKAPA Taq Extra PCR Kitで検討しました。その結果、我々 が日常的に使用する材料を用いても可能であることが確認できました。

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概要

【Cat.No. KK3009】

我々の検査室では受領する試料は、今回の赤痢アメーバ検査の例のように様々な材料からの対応が必要となります。
例えば糞便は食物残渣、腸内細菌の死骸や剥離した消化管由来の細胞などが多く含まれますし、膿瘍は白血球や集積した細菌の中から、赤痢アメーバの核酸を抽出しなければなりません。
即ち少ない標的の核酸量であっても増幅可能なPCR検査システムの適応は検査の信頼性向上の観点から重要です。
さらにこれら試料にはPCR反応阻害の原因となりうる物質も含まれています。
つまり核酸抽出時に除去しきれなかった場合の阻害反応物質が含まれた試料においても可能な限り対応可能なPCR検査システムが理想です。
本アプリケーションノートでは、赤痢アメーバの診断が確定している試料をKAPA Taq Extra PCR Kitで検討した結果について報告いたします。

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