Q

iPGell® (細胞浮遊液ゼリー化試薬)にて浮遊細胞をゲル化した後のサンプルを、透過電顕用標本作製に用いることはできますか?

はい。
iPGellを透過型電子顕微鏡用の標本作製の使用した事例を、メーカーから確認しております。
手順としては、グルタルアルデヒドで前固定を行ったサンプルをiPGellで固めたのちに、
後固定を行い、電子顕微鏡用の試料作製を行ってください。
 
ただし、細胞をiPGellで固めた後に前固定を行いますと、
細胞内の構造が不明瞭になることがあるのでご留意ください。
この理由としまして、iPGell 1テスト分のサイズは100uLほどと大きいため、
固定液の浸透に時間がかかるためと思われます。
この場合は、固定の前に、ゲルの細断をしてください。
 
また、本製品は蛋白成分を含むため、ゲル部分にバックグランドが出る可能性がございますので、
ご購入の際は、事前にご理解の程、よろしくお願いいたします。
 
なお、本製品にはトラアイルキットもございますので、ご希望される場合は、
弊社までご相談いただければと存じます。 (2019年5月現在)
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